米ぬかの美容効果がこんなに凄い!!
米ぬかエキスの美容効果についてまとめました。
米ぬかとは玄米を白米精米する時に出る胚芽や種皮といった部分のことです。
日本では昔から米ぬかを袋に入れて肌を擦り、石鹸の代わりとして
使っていました。
最近、この米ぬかから抽出される米ぬかエキスが
高い美容効果を持っているとして注目されています。
米ぬか由来の美容成分
米ぬかには色々な美容成分が豊富に入っています。
- コメヌカスフィンゴ糖脂質(コメセラミド)
- 加水分解コメヌカエキス(オリザブラン)
- コメヌカ油
などなど。
コメヌカスフィンゴ糖脂質
コメヌカスフィンゴ糖脂質は米ぬか由来のスフィンゴ糖脂質です。
スフィンゴ糖脂質とは、セラミドと同く細胞間脂質です。
(セラミドは全細胞間脂質の40%を占めています。)
保湿成分として化粧品に配合されています。
コメヌカスフィンゴ糖脂質は、
角質層になじんで
細胞間脂質を補強してお肌を保護する効果があります。
乾燥による肌荒れを防ぐ効果があるので
美容液や乳液、クリームに配合されています。
また肌をスベスベな手触りにする働きが高いので、
ほかのオイル成分との組み合わせの研究が盛行われています。
水溶性コメセラミド
コメヌカスフィンゴ糖脂質は別名水溶性コメセラミドとも呼ばれています。
スフィンゴ糖質もセラミドも同じ細胞間脂質であり、
セラミドの方が一般的に広く知られているため
わかりやすくこの別名があるのだと思います。
加水分解コメヌカエキス
オリザブランという呼ばれ方もします。
コメヌカを水で抽出したエキスです。
- 多糖類(セルロース、デンプン、グリコーゲンなど)
- アミノ酸類
- ビタミン類…ビタミンB群、ビタミンE、イノシトール
- 脂質類
などが豊富に含まれています。
ビタミンB群の美容効果
米ぬかエキスには豊富なビタミン類が入っています。
特に美肌に関係があるビタミンはビタミンB群です。
ビタミンB群には8つの種類があります。
全部合わせた呼び名が「ビタミンB群」といいます。
美肌に関連するビタミンB群は
- ビタミンB2…細胞の再生、免疫力の増加
- パントテン酸(ビタミンB5)…皮膚や毛根に栄養を与える
- ナイアシン(ビタミンB3)…皮膚や粘膜の炎症を防ぐ、血行を促進させる
- ビオチン(ビタミンB7)…皮膚の健康維持
などです。
コメヌカエキスの保湿効果
コメヌカエキスには保湿効果、肌機能活性化効果があるので、
乾燥から肌を守るため
肌をやわらかくするために
美容液や乳液、クリームなどに幅広く配合されています。
コメヌカ油
コメヌカからしぼった液状のオイルです。
米ぬかには20%の油分が含まれています
γ-オリザノール(ガンマオリザノール)とも呼ばれ、
紫外線から肌を守る働きもあります。
トリグリセリド、スフィンゴ糖質などの成分が入っています。
肌をやわらかくする働きがあります。
また、優れた水分保持能力も。
オイル美容製品やクリーム、乳液などに配合されています。
米ぬかの美容効果をまとめると
- 肌のターンオーバーを活発化して角層のバリア機能を高める
- 紫外線やのダメージから肌を守る
- ホルモンバランスの崩れによる肌荒れを治める
- 乾燥肌を改善する
などが挙げられます。
これは、インナードライ肌(大人のオイリー肌)の原因に働きかける効果ばかりではありませんか。
米ぬかの美容成分はインナードライ肌ケア向けです
インナードライ肌とは何か、
肌のバリア機能が低下すると、引き起こされる肌トラブルを図解しました。
肌のバリア機能が低下すると、敏感肌や大人のオイリー肌(インナードライ肌ケア)の原因になります。
(こちらの記事に詳しく書きました⇒肌のバリア機能が弱いと敏感肌やインナードライ肌になる)
米ぬかから作られた化粧品を試してみた
米ぬか由来の成分が入っている化粧品は
いろんなメーカーから数多く出ています。
この間試してみてイイと思ったのはコレ。
米ぬかや日本酒由来の美容成分がたっぷり入っていて
更に万能美容成分であるビタミンCも配合されていました。
低刺激でコスパも良かったです(^^)
他にも米ぬか由来の成分入りのものがあったら
色々試したいなと思いました。