ミネラルファンデーションを選ぶ時に敏感肌の人が注意する成分は?
敏感肌の人がミネラルファンデーションを選ぶ時に注意する成分について書いていきます。
ミネラルファンデーションというと
- 敏感肌の人が使っている
- 24時間肌に乗せていても大丈夫
- 石鹸で落とせる
だいたいイメージはこんな感じでしょうか。
今回、改めてミネラルファンデーションの定義と
敏感肌の人が注意するべき成分を調べてみたのでまとめます。
ミネラルファンデーションとは?
ミネラルファンデーションは1970年代にアメリカで開発されました。
もともとは、
手術ややけどの痕をカバーするために作られたものでした。
ミネラルファンデーションにはパウダー以外にもリキッドなども色々な形のものがあります。
※ただし、パウダー以外の形状にするためにはミネラル以外の成分も配合しないといけないので、
“必要最低限のミネラル成分しか入れない”という
ミネラルファンデーションのコンセプトから外れてしまう場合もあります。
ミネラルファンデーションの成分
ミネラルファンデーションはお肌への負担が極々少ない、
天然のミネラル成分からできています。
界面活性剤や乳化剤などを含んでいないので、
それを落とすために必要なクレンジング剤を使わずに
石鹸や洗顔料だけで落とすことができるのが大きな特徴です。
肌の弱い人にリキッドやクリームファンデーションが向かない理由
リキッドファンデーションやクリームファンデーションは水分を含んでいるため、
乳化剤や防腐剤が配合されています。
肌の角層のバリア機能が弱い、敏感肌やインナードライ肌の人には
刺激になってよくない場合があります。
リキッドファンデーションやクリームファンデーションを落とすときに
強いクレンジング剤が必要なのも肌に良くありません。
肌の弱い人は水が含まれていない=界面活性剤や防腐剤が極少ない
パウダーファンデーションを使った方が良いのです。
ミネラルって何?
ミネラルとは生命維持に不可欠な
たんぱく質、脂質、炭水化物、ビタミンと並び5大栄養素の一つです。
例) 鉄分、ナトリウム、マグネシウム、カリウム、亜鉛…などなど。
「え?!金属なの?金属顔にぬるの?」と
思う人も結構いるんじゃないかと思いますが…(^-^;
もともとファンデーションやアイシャドウとかの色を出すために
酸化鉄などのミネラル成分は入っています。
主なミネラルファンデーションの成分
それでは代表的なミネラル成分を上げてみます。
マイカ
ファンデーションや白粉などに、
伸びやすさ、ツヤだし、肌への密着性を出すために配合されます。
酸化亜鉛
肌への働きとして収れん効果(※引き締め効果のこと)や
消炎効果があります。
ファンデーションやボディパウダーなどに使われます。
近年では紫外線A波を遮断する効果が注目され、UV製品にも使われています。
紫外線A波とは
紫外線A波(UV-A)は真皮に届ダきメージを与えて老化を促進します。
酸化チタン
紫外線遮断効果に優れていて、日焼け止めに配合されています。
ファンデーションやパウダー類などの化粧品に配合することで
より高SPFの製品化が可能。
酸化鉄
ファンデーションやアイカラーなどの化粧品に
赤色、黄色、黒色の顔料とし混合し、
色々な種類の発色を出すために使われています。
安全性も科学的な安定性も非常に高い物質です。
以上が主なミネラルファンデーションに配合されている成分です。
では、次に敏感肌の人が注意すべき成分を挙げていきます。
注意するべきミネラル成分
タルク
ベビーパウダーの成分としてよく使われています。
最近「タルクフリー」という言葉をよく目にしますね。
タルク自体は毒性はありません。
以前、危険な成分であるアスベストが多く含まれているタルクが
製造されていました。
現在では、アスベストの含有率の高いタルクは製造されていません。
オキシ塩化ビスマス
銅や鉛を精製する時に出る副産物です。
パールの光沢のある白色~薄黄灰色の粉末。
パールのようなツヤを出すことを目的に
口紅やアイシャドウなどに使われてきました。
毒性は無いのですが、
人によってはかゆみや炎症などのアレルギー症状が出る場合もあります。
敏感肌の人は気を付けましょう。
おススメのミネラルファンデーション
薬用成分配合で美白※ケアができる下地要らずのミネラルファンデーションです。
敏感肌の人、インナードライ肌の人、乾燥肌の人は
タルクとタルクやオキシ塩化ビスマスという成分に注意して、
なるべくパウダー(粉状)のミネラルファンデーションを選びましょう。