肌の糖化=肌サビって何?どう対処したらいいの?
黄ぐすみやたるみ毛穴の原因になる「肌の糖化」を抑制する美容成分について書きました。
割と最近聞くようになった肌の「糖化」という言葉について
色々調べたので、自分なりにまとめてみました。
「糖化」とは体内のタンパク質や脂質が「糖」と結びついて起こります。
老化を促進させる「糖化生成物」(AGEs)が作られます。
パンを焼いたときに表面が茶色く硬くなるのをイメージするとわかりやすいです。
パンの材料である小麦粉、卵、牛乳などに含まれる
糖質とタンパク質が加熱されて、
劣化したタンパク質が表面に出る=「こげる」
(または金属がサビる状態をイメージするとわかりやすい)
劣化したタンパク質=糖化生成物「AGEs」
この現象が体内でも行われているとイメージするとわかりやすいです。
放っておくとかなりヤバい肌の劣化を招くものなんですよ…(*_*;
糖化すると肌はどうなるの?
肌の「糖化」が進むと、
具体的に肌にどんな影響を与えるのか挙げてみました。
- 肌が全体的に黄色くくすんでくる、透明感がなくなってくる
- 肌がゴワゴワと乾燥する
- シワやたるみが増える
いわゆる、たるみ毛穴と黄ぐすみです。
糖化セルフチェック
↓の項目に複数個当てはまる人は肌が「糖化」している可能性大。
□肌が黄色くくすんでいる
□肌にハリや弾力がなくなってきた
□美白コスメを使っているのに変化がない
□肌がゴワゴワしてきた
敏感肌は糖化が進みやすい
敏感肌の人は角層のバリア機能が弱いので、
紫外線などの外部の刺激がダイレクトに肌の中に入りやすくて、
しょっちゅう肌が微弱炎症を起こしています。
微弱炎症が慢性的に起こっていると、
活性酸素が発生します。
活性酸素は糖化生成物「AGEs」の生成を加速させます。
糖化に働きかける美容成分
食生活の話は、ここはスキンケアサイトなので省略します。(笑)
糖化を防止する成分として有名なのが、
シモツケソウエキスやコウキエキスです。
シモツケソウエキス
別名:セイヨウナツユキソウエキス
バラ科植物セイヨウナツユキソウまたはシモツケソウの鼻から抽出されたエキス。
成分として
サリチル酸配糖体…角層を柔らかくする作用がある
フラボノイド…ポリフェノールの一種
タンニン
などを含んでいます。
シモツケソウエキスの特性
体内で糖とタンパク質が結合してできたAGEsを切断する働きがあります。
その他、
消炎効果、収れん効果、
肌荒れを防ぎ、キメを整える、などの作用があります。
コウキエキス
中国南部に自生するクルミ科の常緑高木「黄杞葉(こうきよう)」から抽出したエキス。
中国ではお茶として飲まれ、肥満予防・解毒・解熱などの作用があるそうです。
アスチルビンというフラボノイド(ポリフェノールの一種)が
肌の糖化を予防します。
コウキエキスの特性
- 肌のバリア機能の強化による肌への刺激を防ぐ
- 肌の内部の微弱炎症を抑える
肌を内から外からダブルの作用で守ります。
また、
抗酸化
抗アレルギー
にも作用します。
シモツケソウエキスとコウキエキス入りの美容液
抗糖化作用のあるこの二つの成分の入った美容液を使って
日ごろのスキンケアに抗糖化ケアをプラス。
その他、
オリーブ葉エキスなんかも
抗糖化作用がある成分としてメジャーです。
早め早めに黄ぐすみとたるみ毛穴の原因になる「糖化」ケアを意識したいですね(*^^*)